春の神秘 別れの季節にエネルギー 卒業 転勤

春になると生命の息吹が躍動感を持ち、さまざまないのちが、活動を開始する。蛙が土の中から顔を出し、草木が芽吹く。冬至を過ぎ、徐々に強くなった日差しも、ここ2,3日で急激に強さが増したのを私は身体の奥底で感じられるようにもなった。この感覚は、多くの自然界に生きるものに共通しており、人も自然の一部分に過ぎないと改めて思わずにはいられない。だからこそ、私たち北国に住む人間も、他の動物と同じように冬の期間ずっと力を蓄え、じっと春を持ち望んでいるのだ。 続きを読む

『超訳 努力論』を超々訳 その3 私的リバレッジ読書メモ

努力論 幸田露伴
・努力とは、情熱の継続である。好きなことの継続にも困難は生じるのだから、努力は必要だ。
・金持ちだろうと、地位が高かろうと、分相応の苦労が生じる。どんな人でも努力なしに成功なし。
・弓を学ぶには的がなくてはならない。学問の(的)目標は、「正・大・精・深」の4つ。
・「正」横道にそれたり、一方に偏ったりしないこと。奇をてらうようなことをしない。正道を歩め。
・「大」自分の限界に挑戦せよ。新たな境地、知の拡大を目指せ。可能性を信じよ。学べば大となる。
・「精」速さばかりを求めて、丁寧さを欠くことなかれ。学問も精を欠けば失敗する。
・「深」自分の専門分野を深く極めよ。小さくても深い井戸を掘れ。
・立志とは、心を向ける方向を定めること。このとき志を先ず高く持ち、後に堅固にするのが良い。
・自分の適性にあった志をもて。日頃より的を絞り、最高位を目指して深く学べ。世に貢献できる。

『超訳 努力論』を超々訳 その2 私的リバレッジ読書メモ


自分なりの解釈による要約。私的リバレッジ読書メモ。

・「惜福」とは福を使い尽くさないこと。幸運にであっても、控え目にして自制心を保つ人が成功する。
(強欲ではいけない、魚の頭としっぽはくれてやれ。足るを知る。)
・「惜福」を心がける人は、福に巡り合いやすい。福は、取り尽さず、使い尽くさない人の手に集まる。
・福を人に分け与えるという「分福」は、「惜福」に優る。(おすそ分けの心、富の再分配、独占は卑劣)
・自分を抑えて人に譲ることは、人間にしかできないことであり、この行為も「分福」である。
・部下を率いる者は、分福を徹底すべし。「分福」は慈悲につながる。人は慈悲深い人を頼るのだから。
・「分福」に欠けた者は自分の力だけに頼らざるを得ない。よって他人の力により福を得ることがない。
(大成には他人の力も必要。成功に対し、皆に感謝を伝え、喜びを分かち合おう。感謝こそ、人間関係の潤滑油)
・世の中の幸福を育てていく行為、つまり「植福」こそが最高の福。自分も社会も幸せにするのだから。
・小さな種を植え、収穫を得るように、世の中に役立つ小さな行為を積み重ねることで、福が得られる。
・文明は、先人の植福の賜物。古からの知や技の集積が今の世の中を支えている。
・人として徳を積み、心を豊かにすることも「植福」の一つ。福を植える人は敬愛される。

『超訳 努力論』を超々訳

自分なりの解釈による要約。私的リバレッジ読書メモ。

 

 

・努力とは成果と関係なくするものである。向上したいというのは人間本来の姿だから。
・二種類の努力=直接の努力(一瞬一瞬に全力を尽くす)+間接の努力(将来を見据え行う基礎となる努力)
・一生懸命努力して、良くない結果に終わるとき、間接の努力にかけている。
・努力していると思っているうちは、まだまだダメ。日常の当たり前の1つになったら本物の努力。
・自分に自信を持ち前に進み、失敗をしても運命や他人のせいにしない者が成功者になる。
・自分を責める→反省をする→自分の欠陥を補う→成功に近づく。
・他人を妬んだり恨んだりすれば、不運を招く。逆も、また然り。
・同じ努力をするならば、どこから手をつけるか着手ポイントを決め、そこに全力投球せよ。
・尊敬できる人(メンター)に師事して、自分の能力を引き出せ。その際は素直さを持て。
・現状に満足するな。今日の自分より明日の自分、今の自分より1年後の自分が進歩できているように。
・雑草を抜かなければ、新たな野菜を育てられぬ。
・これまでの自分に不満を感じるのなら、改めるだけでいい。昨日までの自分を弁護せず捨ててしまえ。