『定年後の起業術』 津田倫男 

先日、テレビ番組「何でも鑑定団」の中で、ある依頼人が、将来は集めた収集品をもとに骨董屋を開きたいと話していた。その依頼人は、依頼品の評価を自信たっぷり2000万円としたが、結果は数千円であった。

自分の趣味を将来は、自分の老後の仕事にしたいと考えている人は多いと思う。私も、古書店経営でもやってみたいと思ったことがないでもない。超高齢化社会に突入し、シルバー人材の活用が、これからの時代はますます大切になるのは言うまでもない。しかし、現実に自身のキャリアを生かして再就職できる者がどれほどいるだろうか。

定年後の起業術
そんな折、ちくま新書として、『定年後の起業術』という本が出た。定年後の人生において自ら起業する場合の注意点などをまとめている。著者の津田倫男氏は、本来なら企業の適齢期ではないシニア世代に、シニアゆえの利点を生かして成功する方法を解説している。起業マインドをもち、柔軟な発想をできる方に読んでもらいたい本である。

 

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