文藝春秋 文春新書のしおり

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裏表が同じ花の絵を基調となったつくりである。片や文春新書と漢字で、片やローマ字表記と出版社名。極めてシンプルなしおりである。

文春新書そのものは、文藝春秋の新書で、1998年10月刊行を開始している。

文藝春秋社の小史は、こちらから

 

 

 

『超訳 努力論』を超々訳 その2 私的リバレッジ読書メモ


自分なりの解釈による要約。私的リバレッジ読書メモ。

・「惜福」とは福を使い尽くさないこと。幸運にであっても、控え目にして自制心を保つ人が成功する。
(強欲ではいけない、魚の頭としっぽはくれてやれ。足るを知る。)
・「惜福」を心がける人は、福に巡り合いやすい。福は、取り尽さず、使い尽くさない人の手に集まる。
・福を人に分け与えるという「分福」は、「惜福」に優る。(おすそ分けの心、富の再分配、独占は卑劣)
・自分を抑えて人に譲ることは、人間にしかできないことであり、この行為も「分福」である。
・部下を率いる者は、分福を徹底すべし。「分福」は慈悲につながる。人は慈悲深い人を頼るのだから。
・「分福」に欠けた者は自分の力だけに頼らざるを得ない。よって他人の力により福を得ることがない。
(大成には他人の力も必要。成功に対し、皆に感謝を伝え、喜びを分かち合おう。感謝こそ、人間関係の潤滑油)
・世の中の幸福を育てていく行為、つまり「植福」こそが最高の福。自分も社会も幸せにするのだから。
・小さな種を植え、収穫を得るように、世の中に役立つ小さな行為を積み重ねることで、福が得られる。
・文明は、先人の植福の賜物。古からの知や技の集積が今の世の中を支えている。
・人として徳を積み、心を豊かにすることも「植福」の一つ。福を植える人は敬愛される。