『超訳 努力論』を超々訳 その3 私的リバレッジ読書メモ

努力論 幸田露伴
・努力とは、情熱の継続である。好きなことの継続にも困難は生じるのだから、努力は必要だ。
・金持ちだろうと、地位が高かろうと、分相応の苦労が生じる。どんな人でも努力なしに成功なし。
・弓を学ぶには的がなくてはならない。学問の(的)目標は、「正・大・精・深」の4つ。
・「正」横道にそれたり、一方に偏ったりしないこと。奇をてらうようなことをしない。正道を歩め。
・「大」自分の限界に挑戦せよ。新たな境地、知の拡大を目指せ。可能性を信じよ。学べば大となる。
・「精」速さばかりを求めて、丁寧さを欠くことなかれ。学問も精を欠けば失敗する。
・「深」自分の専門分野を深く極めよ。小さくても深い井戸を掘れ。
・立志とは、心を向ける方向を定めること。このとき志を先ず高く持ち、後に堅固にするのが良い。
・自分の適性にあった志をもて。日頃より的を絞り、最高位を目指して深く学べ。世に貢献できる。

ポプラ社のしおり ポプラポケット文庫

ポプラ社1表 ポプラ社1裏ポプラ社といえば、子供向けの出版社というイメージである。戦後まもなく、創業して現在に至っている。

この会社の出版の歴史は、こちら

誰もが知る本としては、
・ かいけつゾロリシリーズ
・ ズッコケ三人組
・ 怪盗ルパン全集
・ 少年探偵・江戸川乱歩全集
・ ねずみくんのチョッキ
・ 忍たま乱太郎シリーズ
などの子供向けのもの

 

・ 食堂かたつむり
・ かげろう
・ 真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ などの
一般向け書籍も目に付くようになり、映画化やテレビドラマ化などされるものもある。

 

文藝春秋 文春新書のしおり

EPSON scanner imageEPSON scanner image文春新書のしおり

裏表が同じ花の絵を基調となったつくりである。片や文春新書と漢字で、片やローマ字表記と出版社名。極めてシンプルなしおりである。

文春新書そのものは、文藝春秋の新書で、1998年10月刊行を開始している。

文藝春秋社の小史は、こちらから

 

 

 

『超訳 努力論』を超々訳 その2 私的リバレッジ読書メモ


自分なりの解釈による要約。私的リバレッジ読書メモ。

・「惜福」とは福を使い尽くさないこと。幸運にであっても、控え目にして自制心を保つ人が成功する。
(強欲ではいけない、魚の頭としっぽはくれてやれ。足るを知る。)
・「惜福」を心がける人は、福に巡り合いやすい。福は、取り尽さず、使い尽くさない人の手に集まる。
・福を人に分け与えるという「分福」は、「惜福」に優る。(おすそ分けの心、富の再分配、独占は卑劣)
・自分を抑えて人に譲ることは、人間にしかできないことであり、この行為も「分福」である。
・部下を率いる者は、分福を徹底すべし。「分福」は慈悲につながる。人は慈悲深い人を頼るのだから。
・「分福」に欠けた者は自分の力だけに頼らざるを得ない。よって他人の力により福を得ることがない。
(大成には他人の力も必要。成功に対し、皆に感謝を伝え、喜びを分かち合おう。感謝こそ、人間関係の潤滑油)
・世の中の幸福を育てていく行為、つまり「植福」こそが最高の福。自分も社会も幸せにするのだから。
・小さな種を植え、収穫を得るように、世の中に役立つ小さな行為を積み重ねることで、福が得られる。
・文明は、先人の植福の賜物。古からの知や技の集積が今の世の中を支えている。
・人として徳を積み、心を豊かにすることも「植福」の一つ。福を植える人は敬愛される。

『超訳 努力論』を超々訳

自分なりの解釈による要約。私的リバレッジ読書メモ。

 

 

・努力とは成果と関係なくするものである。向上したいというのは人間本来の姿だから。
・二種類の努力=直接の努力(一瞬一瞬に全力を尽くす)+間接の努力(将来を見据え行う基礎となる努力)
・一生懸命努力して、良くない結果に終わるとき、間接の努力にかけている。
・努力していると思っているうちは、まだまだダメ。日常の当たり前の1つになったら本物の努力。
・自分に自信を持ち前に進み、失敗をしても運命や他人のせいにしない者が成功者になる。
・自分を責める→反省をする→自分の欠陥を補う→成功に近づく。
・他人を妬んだり恨んだりすれば、不運を招く。逆も、また然り。
・同じ努力をするならば、どこから手をつけるか着手ポイントを決め、そこに全力投球せよ。
・尊敬できる人(メンター)に師事して、自分の能力を引き出せ。その際は素直さを持て。
・現状に満足するな。今日の自分より明日の自分、今の自分より1年後の自分が進歩できているように。
・雑草を抜かなければ、新たな野菜を育てられぬ。
・これまでの自分に不満を感じるのなら、改めるだけでいい。昨日までの自分を弁護せず捨ててしまえ。